小児医療は情熱: 技術を超えた先にある世界を目指す!!

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仕事の目指す方向性は「情熱」

音楽家のカラヤンが、「音楽は情熱だ」という言葉をインタビューの中で述べているのを見ました。カラヤンは並々ならぬ努力、技術や練習を積み重ね、普通の人たちがちょっとやってみようというレベルをはるかに超える技術を持つ音楽家です。そんな彼が最終的に「情熱」と一言で表現したことには、非常に感銘を受けました。

テクニック、技術が卓越している、芸術性がある、という見える世界ではなく、「情熱」という感じる世界を音楽の到達点として捉えていることがすごいなと感じました。

情熱の力

医療もまた、科学や技術の極みであり、その部分に多くの時間とエネルギーを注ぎ、安全で成果の出る医療を提供することが求められます。しかし、最終的には技術や治療に多くのエネルギーを注いだとしても、行き着く先は「情熱」であり、医療に対する情熱が全てを包括する世界があると、これまでの医師の人生を振り返り、カラヤンの言葉を聴き、改めて思いました。

技術と情熱の融合

技術を磨くのは当たり前のことであり、安心・安全な医療を提供するのも当然のことです。自分が磨いた技術で世の中に貢献できることも嬉しいことでもあり、医療の第一ステップとして当然のことです。しかし、最終到達点はそこをはるかに超えた「情熱」であり、強い思いに行き着くことです。すなわち、技術はもちろん、心を磨いた究極の形だと感じます。両方大事ということでもあります。

情熱への道

そこに行くまでの道のりは決して楽ではなく、険しいことが多いでしょう。しかし、「やっぱり情熱だよね」と皆で言い合える世界を築き上げられたら、こんな嬉しいことはありません。有意義な人生を歩む秘訣でもありますね!

当院では、「最初はできなくて当たり前」、それでも、もがきながらも、悩みながらも、一歩ずつ「課題」を乗り越え、技術を磨きながら、「心を磨き」良き仲間とともに、「情熱っていいよね」という世界にたどり着ければと、日々切磋琢磨しています。

心の筋トレ

多くの時間を割く仕事の中で、目の前の業務、作業に追われ、心を磨く時間を作ることは決して甘いものではないかもしれません。しかし、毎日コツコツと業務の裏側にある意味や意義をしっかり感じながら、「心の筋トレ」をすることで、「心が磨かれ」より充実した人生、仕事、プライベートの道筋にもなると確信しています。

最後に

医療に携わる者として、技術や知識だけでなく、情熱を持って取り組むことの重要性を再認識し、仲間と共有しながら、これからも純粋な医療を求める人のために尽力していきたいと思います。

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この記事を書いた人

小森塾塾長

小森塾塾長 小森広嗣

小児医療、健康教育、人財育成、啓蒙活動を通して、日本を元気にすること!!が使命です。子ども医療スペシャリスト(小森こどもクリニック)として現場で活動しています。

小児科医、健康スペシャリスト、人財育成コンサルタント、「7つの習慣実践会」認定ファシリテーター、生成AIエンジニア

ストレングスファインダー:未来志向、成長促進、戦略性、達成欲、学習欲

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