新人社会人必見!ミスや失敗を乗り越え“成長の深み”を育む3つの方法

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本当の成長は深みを増すことから始まる

医療の現場で日々の業務に追われ、目先の結果やタスクをこなすことに集中しがちではありませんか?もちろん、それも重要です。しかし、本当に成長するためには、仕事を通じて「人としての深み」を育むことが欠かせません。この深みこそが、私たちをよりタフで、より豊かな人間へと導いてくれるのです。

私たちのチームが目指しているのは、どんな職種や役割であっても、その仕事を通じて「人間としての深み」を身につけられる医療従事者になることです。職業はあくまで一つの役割にすぎません。その役割を通して、どれだけ自分を磨き、成長させていけるかが、本当のプロフェッショナルになる道だと思っています。

では、その「深み」を手に入れるために、私たちはどのような一歩を踏み出せばよいのでしょうか?それは、「勇気を持つこと」から始まります。今日の記事では、深海6500のたとえ話を通じて、勇気と深みの関係について一緒に考えていきましょう。

1. 深海6500が教えてくれる「勇気と成長」

たとえば、日本が誇る潜水艦「深海6500」という話をご存じですか?この潜水艦は、なんと6500メートルもの深海まで潜ることができる、驚異的な技術を誇っています。深海では地上の何百倍もの水圧がかかります。それは、ただ存在するだけで全身を押しつぶされそうになるほどの圧力です。

しかし、深海6500は、そうした過酷な環境に挑むために何度も設計が改良され、試行錯誤を重ねながら進化してきました。この潜水艦は、深海という「未知」の世界に挑む「勇気」を持ちながら、その都度新たな課題を克服してきたのです。

この話は、私たち自身にも通じます。医療の現場では、深海の水圧のように、私たちを押しつぶそうとするようなプレッシャーに直面する場面がたくさんあります。しかし、そうした圧力に耐えられるようになるには、小さな勇気を持って少しずつ進むことが大切です。

たとえば、勇気を持って上司にミスを報告すること。患者さんに真摯に対応し、向き合うこと。そして、現状に満足せず、自分を変化させようと挑戦すること。これらの行動は、最初はとても苦しく感じるかもしれません。しかし、その小さな一歩がやがて、どんな圧力にも耐えられる「深み」と「強さ」を育てていきます。

2. 勇気を持つことが「心の筋トレ」になる

「勇気を持つこと」と聞くと、大きな挑戦をイメージするかもしれません。しかし、本当の勇気とは、日々の小さな場面で少しずつ鍛えていくものです。それは、まるで心の筋トレのようなものです。

たとえば、医療の現場でこんな場面に直面したことはありませんか?

  • 自分の判断ミスを認めて、上司に報告しなければいけないと分かっているけれど、言い出しづらい。
  • 不安や怒りを抱えた患者さんに、誠実に向き合い、話を聞く必要があるけれど、どう対応すればよいか悩む。
  • 新たな指示にあたって、「自分にできるだろうか?」と不安を感じながらも挑戦する場面。

これらの場面で、「やらない」「避ける」ことも選べるかもしれまん。しかし、少しだけ勇気を持って「やります!」と、一歩を踏み出すことで、自分自身の成長が始まります。もしそれで、うまくいかず、過ちを報告することになっても「次はどう改善しようか」と考えることができるかどうかが大事です。

このサイクルを繰り返していき、患者さんに真摯に対応し、感謝の言葉をもらったとき、医療従事者としての責任と誇りを深く実感することにつながりますし、これが本当の成長と、私たちのチームはは考えています。新しい挑戦が成功すれば、また一つ自分の可能性が広がる。こうした日々の小さな行動が「心の筋トレ」となり、私たちをより強くしてくれます。

3. 勇気が人間としての深みを育てる

「勇気を持つこと」と「人としての深み」は切り離せません。なぜなら、深みを持つ人とは、たいてい何かを乗り越えてきた人だからです。圧力のかかる状況、たとえば、「責任の重い仕事や困難な状況」を避けずに向き合い、そこから学びを得ることで人は成長します。

深海6500が深海で未知の世界を探査するために設計されたように、私たちも医療の現場で「未知」に挑む勇気を持つことで、自分自身の「深さ」を探求することができます。それは、単にスキルを磨くこと以上に、自分の内面を磨くことにつながります。そしてその「内面の深さ」こそが、本当の意味で患者さんや仲間を支える力になります。

結論 勇気を持つ小さな一歩が「深み」をつくる

私たちが目指す「深み」とは、単に技術や知識を深めるだけではなく、人としての「あり方」を磨くことにあります。そして、この深みを育むためには、日々の生活や医療の現場で小さな「勇気」を持つことが大切だと考えています。

今日からできることは何でしょうか?たとえば、

  • 過ちを隠さず上司に報告する勇気を持つ。
  • 難しい患者さんにも誠実に向き合い、話を聞く勇気を持つ。
  • 新しい知識や技術の習得に挑戦する勇気を持つ。

こうした行動が、日々の小さな一歩となり、それが積み重なっていくことで、やがて深海6500のようにどんな圧力にも耐えられる深みとタフネスを備えた医療従事者へと成長していきます。

深海の圧力が潜水艦を進化させたように、私たちも人生や職場の中で感じる「圧力」を乗り越えるたびに成長できます。そのために、今日も一つ、仲間と共に小さな勇気を持って一歩を踏み出してみましょう。その一歩が、きっと「深み」への道を切り開いてくれます!

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この記事を書いた人

小森塾塾長

小森塾塾長 小森広嗣

小児科医師(小森こどもクリニック理事長、院長)、人財育成コンサルタント、「7つの習慣実践会」認定ファシリテーター

小児医療、健康教育、人財育成を通し、日本を元気にすること!!が使命です。本質を考え、悩みに方向性を与える力を大切に診療、教育活動をしています。

志ある仲間と共に成長の階段を登りながら、愛のある医療チーム創りを目標に、小森塾を開校しました。

ストレングスファインダー:未来志向、成長促進、戦略性、達成欲、学習欲

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