小森塾塾長 小森広嗣 
こんにちは。もし今、職場で頑張っているのに、何だか辛いと感じているなら、それはとても自然なことです。特に、社会に出てまだ経験の浅い時期や、新しい環境に飛び込んだばかりの頃は、自分なりに全力でやっているのに、思ったように成果が出なかったり、周囲から厳しい言葉をかけられたりすることが多いものです。私も同じような経験をしてきた一人です。
研修医時代の私も必死でした
私が研修医だった頃、とにかく毎日が必死でした。自分では「頑張っている」と思っていましたが、思うように体も気持ちも動かず、戸惑うことばかり。それでも「もっとやらなきゃ」とがむしゃらに頑張っていました。そんな中、先輩から厳しい言葉をかけられたり、理不尽だと感じるような指導を受けることが多々ありました。
正直に言うと、その頃の私は本当に辛かったです。「自分は向いていないんじゃないか」「頑張っているつもりなのに、どうしてこんなにできないんだろう」と自信を失い、心の中で「ちょっと厳しすぎるな…」と感じることも何度もありました。
あの時の「理不尽」が成長の種だった
でも、今振り返ると、あの厳しい言葉や指導があったからこそ、自分が大きく成長できたんだと感じます。あの時はわからなかったけれど、今では感謝の気持ちでいっぱいです。特に、キャリアを積み重ねる中で、困難に直面した時、「あの厳しい経験があったからこそ、今この試練に立ち向かえる」と思う瞬間が何度もありました。
理不尽に感じたことや、乗り越えられないと感じた厳しい言葉が、実は自分の成長の大きな糧となっていたことに、後になって初めて気づくのです。
落ち込むのではなく、自分と向き合うこと
だから、もし今あなたが厳しい言葉や理不尽な環境に悩んでいるとしても、それを「成長のための経験」だと捉えてみませんか。もちろん、辛い時は無理をしなくてもいいんです。でも、もし「本物のプロになりたい」という気持ちが少しでもあるなら、その気持ちを大切にしながら、自分自身と向き合ってみましょう。何度もしんどい思い（筋肉痛や肉離れ）をしながらも、それを乗り越えるたびに少しずつ強くなっていく自分に気づくはずです。
私も同じ道を歩んできました。だから、あなたも一人じゃありません。厳しい環境の中で頑張ろうと思っているあなたに、心からエールを送りたいです。自分の成長のために、少しずつその環境を味方に変えていきましょう。厳しくも優しく、優しくも厳しい環境の中で、プロフェッショナルとしての道を歩んでいきませんか？