【手帳術】フランクリン・プランナーはデジタル管理で実践できるか? 紙手帳とデジタル手帳の比較


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7つの習慣の実践には、フランクリンプランナーは本当に素晴らしい手帳です。

僕は、数年間はフランクリンプランナーを使い込み、基礎の考えを学び、手帳のすばらしさ、恩恵を充分に受けていました。

しかし、プロジェクト、タスク数が増えてくる、チーム間で共有するなど、デジタル管理が必要(併用)な状況も出てくることがあります。

実際、仕事の変化もあり、手帳に書く情報量が増えてきたことで、アナログ管理の限界を感じるようになり、デジタルで運用できないかと試行錯誤をするようになりました。

結論は、全てデジタル管理のフランクリンプランナーの運用、タスク・プロジェクト管理を一括して行うことができていて、とても効果を感じています。

フランクリンプランナー=第II領域ツール

7つの習慣では、

原則さえ理解できていれば、実践の方法やツールは人それぞれでかまわない(p218)

と述べられています.

第4世代の手帳とも言われており、「時間やモノ」には重点を置かず、「人間関係」が重視されていることが、高い効果性を生むのです。

コヴィー博士は、第II領域の活動を継続して行うための時間管理ツールの必須条件は、以下の6つを満たしていることと述べています。

フランクリンプランナー6つの条件とは

・一貫性

・バランス

・第II領域へのフォーカス

・人間関係重視

・柔軟性

・携帯性

デジタル管理で以下の内容を取り入れる

・【ミッション・価値観】が、いつでも、どこでも、確認できるツールであること

・【役割】が記録、確認できるツール

【役割】から導かれる【長期】【短期】の目標が記されており、毎日のタスクまで落とせるシステム

(以上が一貫性)

・【役割(人間関係)】のバランスが調整(一週間コンパス)ができるツールであること

・第II領域【大きな石】をバランスよく配置できるカレンダー【一週間見開き】が使えること

・柔軟性、携帯性があるツールであること(デジタルの強み)

であることが揃っていればどのようなツールでも問題ないのです。

逆に手帳を持っていても持ち運ばないなら、コヴィー博士の意図とは反してしまうのです。

デジタル管理での運用方法

Googleスプレッドシート+カレンダーを用います。

一週間コンパス

ミッション、価値観を記載し、日々確認する

Googleスプレッドシートで「ファイルを1つ」作ります。その中に「Mission」タブを作成し、ミッションを書いていきます。iPhone、iPad、Macで同期されていますので、見ようと思った時にすぐに閲覧できます。

一週間コンパス(絶対必須!!=これさえあればOKともいえます)

同じく、Googleファイルに「一週間コンパス(🌈1week)」タブを作成し、作業・書き出しています。

僕は、「自分(最新再生)」「小児科医」「経営者」「父」「夫」「7つの習慣ファシリテーター」「ブロガー」などの役割が挙げられます。

それぞれの「役割」に対して今週の「Todo」や「大きな石」を書き出しています。

カレンダー(一週間)予定に「大きな石」を配置する

一週間コンパスをみながら、複数の「役割」の「大きな石」をバランスよくスケジュール配置します。

GoogleカレンダーのWeekly(ビュー)を用います。一週間を見開きでみることで、複数の「大きな石(第2領域)」を「バランス」よく配置することができます。

優先的に、今週(来週)の「大きな石」を入れていきます。3−5個くらいでも充分かもしれません。

ちなみに、毎日の行動ナビは「たすくま」を活用しています。

人間関係を重視するツール

「一週間コンパス」で、「役割」での大きな石は、特に人間関係における「やりたいこと」を重視します。

「〇〇さん」と、どのような大切な関係づくりをしたいか、具体的な行動計画に落とし込みます。

人間関係を重視する行動とは、例えば「父」として「子どもと本を読む時間を持つ」と相手との大切な関係づくりになる行動を、一週間の中で複数個いれるとよいです。

もちろん、「◯◯プロジェクトを進める」という純粋なタスク(重要な作業)も含まれていますが、必ずいくつかは、人間関係を構築するような行動計画を盛り込むことがポイントです。

・携帯性は抜群です!!

iPhoneはなんだかんだ常に携帯しているので、たすくまの指示に従い、ミッションを確認するタスクが到来すれば、パッと確認できるのは強みです。Mac、iPadでも素早く見ることができています(設定をしています)。

1日の中で、いつ「ミッション・価値観」「年間・月間目標」「一週間コンパス」「1日の行動」を確認するかは「たすくま」で運用しています。

まとめ

実践会のメンバー、ファシリテーターの仲間の方は、手帳は「さまざまな」な方法で実践されておられ、工夫の仕方の話を伺うととても楽しいです。正解はないなと感じます。

ただ、僕の中では、今は「フランクリンプランナー」方式をデジタル運用するのが一番しっくり、かつ、うまく行っています!

6つの条件を満たしていれば、「10人10通りの方法が正しい」と言えるので、その時の自分のニーズ、状況に合わせて、柔軟に選択することが大切だと感じています。


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この記事を書いた人

小森塾塾長

小森塾塾長 小森広嗣

小児科医師(小森こどもクリニック理事長、院長)、人財育成コンサルタント、「7つの習慣実践会」認定ファシリテーター

小児医療、健康教育、人財育成を通し、日本を元気にすること!!が使命です。本質を考え、悩みに方向性を与える力を大切に診療、教育活動をしています。

志ある仲間と共に成長の階段を登りながら、愛のある医療チーム創りを目標に、小森塾を開校しました。

ストレングスファインダー:未来志向、成長促進、戦略性、達成欲、学習欲

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