ストレングス・ファインダーとは
ストレングスファインダー とは、アメリカのGallup社が開発した、自己分析ツールです。Gallup社のWeb上で177個の質問に答えていくことで、34の資質の中から自分がどんな資質を強く持っているのかが明らかにされていきます。
「人は自分の弱みを改善するよりも、自分の強み(ストレングス)に意識を向け、それを活かすことで最大の能力を発揮する」という考え方に基づいており、 それをどう活かすと人生を豊かにできるのかを知ることができます。
ストレングスファインダーは受けただけでは活用できない!
ストレングスファインダーを、私は2018年に1回目を受け、2020年5月に2回目を受けました。
せっかくテストを受けたのですが、上位5資質(+34資質)を見ても、つっこんだ理解や活用はできませんでした。
"上位5資質(2020年5月)"
戦略性、達成欲、学習欲、未来志向、成長促進
上位資質は、考える、努力する、頑張る性格のよう、
そうかも、、
下位資質は、社交性が低いことは分かっている、、
どうにもならない、
で、どうしたらいいの??で止まっていました。
自分では、この程度の分析しかできず、全く活用できていないままでした。
ずっとモヤモヤしていたこともあり、正確な分析を受け、活用できるようにしようと思い、個別セッションを受ける決心をしました。
ストレングスファインダー個別セッションを受けることに
Gallup認定ストレングスコーチとして活動されている、しずかみちこさんが主催する「ストレングスファインダー・個別セッション」を受けさせて頂きました。
しずかさんは、「自分の心を殺してはいけない 」の人気ブログを運営されている方でもあります。
個別セッションには2種類あり、ボクは全34種類の資質をみていただくコース(2時間)を選択しました。
2回テストを受けていた(2018年、2020年)ので、2,3年の間に、資質がどう変化してきたかも、同時に見ていただけることになりました。
ストレングスファインダー個別セッションで知りたかったこと
Qこれまでの生き方は資質を活かせていたのか?
Q医師、経営者という職業が向いているのか?
Q強みとなる資質を活かすには?
Q強みの資質から価値観、使命を見出せるか?
Qもっと充実して、幸せな気持ちで生きていける?
A.カウンセリングが終わると、すべての答えが得られました!
やらねばならないという性分もあり、地道に努力することは得意なので、40数年の人生をひたすら突き進んできたように思います。
本当に自分が心からやりたいことをやれているのか?無理してやっているのではないか?義務感からやっているだけではないのか?と考えることも多く、いつも不安、葛藤でした。
医者に向いているのだろうか、やりたいことが本当にできているのだろうか、心の声はなんと言っているのだろうか、という思いもありました。
そして、欲張りなので、やりたいこと、やるべきことが多すぎて、優先順位がぐちゃぐちゃになりがちで、あれもこれも手をつけてしまうのです。
仕事、家族、自分のこと、マルチタスクでオーバーシュートしてしまい、中途半端になることもあり、自己嫌悪のサイクルが回りがちでした。
ストレングスファインダーは、思考や行動のパターンの分析でもあるから、正確に分析・理解でれば、本物の価値観がクリアにあり、自ずと使命も見えてくるのではと思いました。
そして、人生で挑戦したいと思っていることの方向性も決まるのではと予感しました。
自分の強みを知ることのすごさ
自分の強みを知ることは、人が頑張れる動機が発見できるということです。
人はそれぞれいろいろな特性があり、強みの資質は人によって違います。
強みをとは、空気を吸うようにいつもしていること、好きなこと、楽にできること、心が喜ぶことなので、強みを選び、より強めていくことに力を注げば、人生が充実することになります。
強みに沿った行動でああれば、飽きることがなく、いつまでも頑張り続けることができるのです。
いつも心が幸せで、充実感を考えていられること想像に難くありません。
世紀の大発見!自分の強み=使命が見える化できた。
しずかさんのカウンセリングが進んでいくイメージは、居場所が分からなくなったパズルのピースが、あっという間に組み合わさっていき、きれいに一枚の絵になっていく感覚です。スッキリします。
人の資質とは、複数(5つ+α)の強みが、全てうまく連動、機能して、自分の強みが発揮されることがよくわかりました。分析してもらわないと、理解はまず無理です。
性質ごとに独立しているのではなく、相互に関係しているため、個性が生まれます。
そして、自分だけではまず気づけなかったであろう、大切にしている価値観、使命、方向性を明確化することができました。
何となく気づいていた部分もありますが、多くはまだぼんやりしていて、言語化できていない、自分では見えていなかった資質が多かったです。
それが、しずかさんのカウンセリングが進んでいくと、どんどん言語化されていき、そして、具体的なイメージもクリアに見えてきました。
あっという間に、ボクの頭の中=全体の地図=取扱説明書を書き上げてもらいました。これは本当に凄いです。
それがこちらです。
変わらない根っこの資質は・・・達成欲、責任感、学習欲
理由もなく頑張っていないといられない性質です。
目的や方向性が適切であれば本領発揮しますが、行き場を失うと、暴走する可能性があるので、取り扱いは注意が必要です。
人生経験や修行を積んできたことで上昇してきた資質・・・未来志向、成長促進、戦略性、アレンジ
2018年では中位資質でしたが、2020年で浮上してきた資質群です。
人は、成長に合わせて、これまで中位資質として、使えない、使わない状態であった資質が浮上してくることがあるそうです。必要になり、また、使えるようになったので出てきてくれたようです。
これまでは自分の修行で精一杯でしたが、時を経て、成長をして、ステージが変わり、中位資質で控えていたこれらの資質たちが、今頭角を現してきたようです。
これからボクが向かう方向性は
自分が学び、成長することで精一杯だった時期から、少しずつ周りの人の成長をサポートしていく、貢献していくフェーズに入ってきていることがわかりました。
そして、言動に無理な感じはなく、資質がきちんと活かされているので、心配しなくて大丈夫です!と、おっしゃっていただけたことがすごく安心しました。
常に稼働しているアンテナの資質が、「未来志向」と「成長促進」であることがわかりました。
今自分が行っていることは、医療提供をする形で、実は、未来志向で患者さんの明るい未来に思いを馳せ、成長促進という励まし勇気づける資質が本質である、と見抜いていただきました
そのとおりだ!!!と思わずには言われませんでした。ワクワクと興奮が止まらなかったです。
これは、心のどこかで小さく燃えていた「本質」がガバっと本性を現してもらった感覚です。
そして、この二つの要素を軸に、何のために自分が医者をしているのかはっきり理解できました。そして、それでよいし、それが独自性があってよいことだと感じれました。
そして、この特質は、医療現場を超えて、もっと活動の場が広げられるとイメージもできました。そうするとワクワク感で満たされます。うすうす感じていた感覚でもありました。
弱みの克服ではなく強みを活かすことが大切と教わった
弱みの資質にコンプレックス感をもっていましたが、「弱み(苦手なこと)を克服する必要はない」そうです。
しずかさんの回答は明快で、
「弱みの資質は使ってはいけない」
「克服する努力はしなくていい、むしろしてはダメ」
「フリーズするだけ」
そもそも弱みの資質=ネガティブという発想はなくて、自分にはないだけで、使えないし、使わなくてよいと考えるのです。
例えば、「社交性」がない自分にコンプレックスがありましたが、社交性の人は場を盛り上げるのは得意(強み)だけれど、その後の人間関係につながらない可能性(弱み)もあるそうです。
良い悪いではなく、使い方、捉え方次第ということを理解して、スッキリ、安心しました。
大切なのは、それを補い合うという考え方です。相手の弱みも、自分の強みで補い合う、理解し合うことで、チームも良くなるのです。
強みの資質を磨き、伸ばす方が楽で、自然で、心も喜び幸せになる。そして、弱みは、強みで補って上げればよい。
弱みがあっても、強みを発揮すれば、オンリーワンの医師にもなれる!
ボクは医師ですが、なんと!「回復志向」が34位でした。
しずかさんいわく、一般論として「回復志向」は医療や福祉の現場で働く人には比較的多いそうです。
なので、「回復志向」が下位資質(最下位34位!)にあると、未熟なストレングスコーチなら「医者には向いていません」と言っちゃいそうだ、というコメントをいただきびっくり仰天!
でも、回復志向が34位のボクですが、未来志向と成長促進をしっかり発揮して、別の切り口の、独自性のある医師として活動でき、今も小児科の最前線でやりがいをもって治療にあたれています!
ボクにとっての医療とは、患者さんの病気を治すこと(自体)が目的にはなっていない。
その先にある、患者さんが明るい未来に向かって歩き出すための手段の一つとして治療があるにすぎないと考えている、と分析をしていただきました。(思い当たる節だらけで、嬉しくなりました)
患者さんを明るい未来に導きたいという思いが根本にあるのが、ボク流の医療であって、他の医者にはもしかしたら真似できない強みを持っていると考えられるのです。
あえていうと、この資質は、小児科、小児外科には向いている!とは言えます。自然と合っている資質の科目を修練したのです。
資質と職業とは関係ないのです!!(証明した一人です)
なりたいと思う職業はなればいい!!あとは自分の資質をうまく活かせばよいだけ。
これからやっていくこと
ボクの場合、常にアンテナを張っている「未来志向」「成長促進」がを最大限に活用していくことが大切。
そこを意識すれば、心が常に喜ぶし、楽で、楽しいので、幸せで、充実を感じていられるのです。
そいて、人を明るい未来に向かって、前に進めるよう根気よく励まし、成長を一緒に喜ぶ活動を続けることが、ボクの価値観であり、使命です。
これまで感覚的にやってきたわけですが、今回のしずかさんによる個別カウンセリングにより、天からの啓示が降りてきたように、ピカッと明確化できました。これからは使命に向かって前に進んでいけると確信できました。
医師としては、「未来」「成長」を軸に、オリジナリティのある医療活動を継続していきたいと思います。
そして、『7つの習慣』ファシリテーター活動、ブログ活動、もっと幅広く、未来に導くような活動を行っていくこと(もっと深堀りしていきたいです)が今後の方向性であることがわかりました。
まとめ
ストレングスファインダーの個別セッションを終え、世紀の大発見をしたような感覚です。
心の中でか細くささやきかけてきていた心の声をクリアにしていただきました。
一人一人が特別な存在であって、間違いも、正解もないことも理解できました。
弱い資質を自覚してコンプレックスに感じる時期もありましたが、不要であることも理解できました。自己肯定感が安定します。
そして、自分のこれからの使命が見えてきたことで、さらにパワフルに日々を送ることができそうです。
この境地に達するには、ボクひとりでは絶対に無理でした。しずかさんというコーチがいてはじめて引き出されると断言できます。
しずかさんが、「医療で例えるなら、健診や検査の結果を、素人が診断しようとするのと同じ。経験のある医師でないと本当の診断や治療ができないのと一緒」とおっしゃていましたが、まさにその通りです。
本当におすすめです。
しずかさん、有り難うございました!
書籍:「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 」