中国の竹の奇跡~5年目は必ず訪れる~
中国の竹の種は、蒔いてから四年間、小さな芽が出るだけ何一つ成長は見られない。しかし、その4年間、成長は土の中で着々と進んでいる。深く根を張り巡らせていく。そして5年目、竹は一気に25メートルも伸びるのだ。
子どもの病気の治療に「中国の竹の奇跡」が起きている!
「中国の竹の奇跡」の話を聞いた時は、小児の治療に携わっている者として衝撃でした。
「中国の竹の奇跡」は、小児の現場で目の当たりにするのです。日々の治療で、体感、経験していたことでした。
「中国の竹の奇跡」は成長や変化における原則です。『7つの習慣』でも登場する原則の一つです
今回の話を聞いて、子どもの病気が治ていく過程も、中国の竹と同じだよ、ってはっきり教えてもらったことに感謝です。
医学的側面では、病気に対して、科学的診断や治療方針は必要です。
しかし、子どもの視点で、「辛抱強く、根気よく育てていくことに尽きる」という原則が、もっと大事なことだと改めて理解できました。
小児の現場も、中国の竹と同じ。継続は力!!
お子さんの病気の治療で、数週間、数ヶ月、あるいは数年間、何も成長や変化が見えてこないときがあります。
そこであきらめることなく、辛抱強く、忍耐強く、育て続ければ、「5年目」が必ずやってきます。
そして、5年目に起こる、大きな変化と成長に驚かされます。
このことは、医師として20年、子どもの変化・成長を見続けてきて、体感、実感しています。
子どもの便秘の治療も続けてなんぼ
毎日、ひたすら浣腸を続ける
毎日、決まった時間にトイレに座る
でも一向に自分で出せるような兆しがない、、
いつまでこの試練は続くのだろう、、
表面では、何も変わっていないと思うこともあります。
でも、体の中では、良くなろうと、着実に変化が起きています。
不安、先が見えない、諦めそう、と挫けそうになりますが、いつかよくなるのだと信じ、辛抱で、続けていきます。
そして、ある時、突然、便秘が開通してくるのです。
諦めそうになところを少し越えると一気に良くなってきます。
夜尿(おねしょ)の治療も同じです。何年も治らなくても、治すと決めて、辛抱強く続けていくと、ある時ぐっとよくなります。
発育や発達についても同じことが当てはまります。辛抱強さが実を結ぶことを日々体感しています。
とにもかくにも、継続は力
適切な検査を受ける、必要なお薬を飲む、専門医が診るという西洋医学の視点は大事です。
しかし、小児の多くの問題を解決する糸口は、「辛抱強さ」「根気良さ」です。
明るい未来を信じて、辛抱強く、反復練習をすることです。
小児医療を通して成長や変化に立ち会えることに感謝!一緒に成長したい!
ちなみに、ボクはストレングスファインダーの上位資質に、「未来志向」「成長促進」を持っています。
この資質を持っているということは、良くなる未来を見据えて、子どもやご家族と、辛抱強く、歩み、実践していくことが得意であり、魂が喜ぶ生き方です。
最後に。。小児科医として応援していく生き方が、自分の資質・強みを活かすことができていると理解できて、嬉しく思っています!