幸せの定義 【人生がつらい、しんどいと思ったら】 幸福の三段重で「最高の幸せ」が手に入る 

  • ブックマーク

質問です!!

 「幸せ」とはあなたにとって何でしょうか?

「幸せ」を具体的に説明をしてください。

どうすれば「幸せ」になれるでしょうか?

すぐに答えられたでしょうか? 難しかったのではないでしょうか。

ちなみに、日本人は世界的にも幸福度が低いそうです、、

実は、僕はすぐに答えられませんでした、、

物心ついた頃から、「幸せ」という言葉はずっと耳にしてきたと思います。

「幸せに生きよう!」、「幸せになりなさい!」、「幸せを手に入れる!」など、公私とも、最も目に触れ、耳にふれてきた言葉の一つだと思います。

でも、正直いうと「自分にとっての幸せ」って本当はなんだろう、、とわからないまま、掴みきれないまま、悩んできたとも言えます。

幸せになれって言われてきても、、こんなものだろうかって、、確信が持てない感覚がありました。

例えば、幸せが成功のことなのか?、幸せを感じながら成功をするという言葉があるならば、幸せと成功は別のものなのか?など哲学的な悩みが尽きませせんでした。

直感的に「幸せ」の感覚は理解できるのですが、どこか捉えどころがなく、ずっとモヤモヤしていて、スッキリした理解がどうしても、得られずにいました。

普遍的な「幸せ」の定義があきらかに!

樺沢紫苑氏「精神科医が教える ストレスフリー超大全」にあまりにもわかりやすく、明確に「幸せ」の定義が書いてありました。

脳科学的な説明が素晴らしく、本気でスッキリしました!!

この部分だけで、書籍を購入してよかったと心から感じます。

幸福には3つの種類がある

三段重(土台1)セロトニン的幸福(1番重要)

幸せの土台になる、最も大切な、心や体、健康を実感できている状態が自然と湧き出ている状態です。

「なんだか今日はいい日」「すがすがしい、気持ちがよい」と自然とポジティブで前向きな気持ちにあるときには、セロトニンが分泌されています。

それとは逆に、「不安」「心配」「イライラ」「落ち着かない」ときには、気持ちが負な状態のときは、セロトニンが不足しているのです。

セロトニンが多いか少ないかで、なぜか気分がいい状態かそうでないかが作られますが、普段からセロトニンがしっかり出ている状態を作っていくことがとても大切です。

三段重(土台2)オキシトシン的幸福(2番めに重要)

家族、パートナー、友人とのコミュニケーション、スキンシップ、を通して、「オキシトシン」が分泌されることで、つながり、愛情が感じられます。

土台の2段目、安定した人間関係があって、精神的に安定するのです。

三段重(土台3)「達成」による幸福感(3番目に重要)

目標を達成したときに「成功」の物質であるドーパミンが放出されて達成感や高揚感が生まれます。

プロジェクトが成功、勝負に勝った、昇進・昇給したときに、「うまくいった」「やった!」という気持ちになる感覚です。

幸せの土台(3段重)

セロトニン→オキシトシン→ドーパミンの順が大切だと説いています。

幸福の土台(セロトニン+オキシトシン)をしっかりさせた上で、達成(成功)するという幸福3段目を重ねて本当に幸せと言えます。

幸せの三段重

『7つの習慣』を学んだ理由は、幸せで、充実した人生を歩みたいと思ったからで、そのための実践を積んできましたが、そもそも僕にとっての「幸せの定義」ってなんだろうか?って、「幸せ」をまだまだ、度の合わないメガネで見ているという感覚は残っていました。

が、これで、幸せの定義を明確に説明ができ、かつ、自分ごとに落とし込みがすごくできます!『7つの習慣』の理解が一層深まりました!!樺沢紫苑先生ありがとうございました!

これは原則です。

究極的には、日々の安定した精神状態(セロトニン的幸福)と、安定した人間関係(オキシトシン的幸福)の2つが手に入れば、社会的に成功しなくても、お金持ちにならなくても(ドーパミン的成功)、幸せにいきていくことができる 、

と樺沢紫苑先生はおっしゃています。

本当にその通りですよね!!

この基礎の幸福感(セロトニン+オキシトシン)に気づき、自覚し、感じることが第一の幸せと言えます。

その上で、ドーパミン的幸せを追求する!が最高の幸せです

基本的な幸福感(1,2)はガソリンで、達成(成功)(3)はエンジンとも言えそうです。

幸せになれない理由がある

樺沢紫苑先生によると、多くの人は「幸せ」を考えた時に、ドーパミン的幸福しか考えていないことが多いそうです。

幸福の土台(1,2)がない状態で、ドーパミン的幸福だけを追い求めると、不幸になります。

「出世したい」「お金持ちになりたい」「成功したい」「勝ちたい」などの欲望は、全てドーパミン的幸福です。

ドーパミン的な幸福は、それを手に入れても、ドーパミン効果は続かないため、すぐに渇望感となります。

そのため、「もと、もっと上」を目ざし続けてしまうスパイラルに陥ります。

結局、いつまでも完全に満たされることがないため、心身がどれだけ疲弊しても、漠然とした不安感から、次へ、次へと追い求める(悪)循環から抜け出せなくなり、最後は燃え尽きる、、のです。

やがて、すべてが崩壊します! ヤバいですね!!

幸福の土台(1,2)を大切にしていれば、原則の幸せは底にある安心感、安定感、満たされている感覚が常にあります。その基礎の上で、ドーパミン的な幸福=達成、成功を考えていけば、上手く行っても幸せだし、手に入らなくても幸せなのです。

幸福の土台はすでに持っていることに気付くことも大切

日々の生活の中でも、すでにセロトニン的幸福とオキシトシン的幸福を持っていることが多いのです。

それに、気づき、かみしめることが大切です。

そうなのです、実は僕たちは、今からでも「幸福」になれるのです。

「朝気持ちがよい」「ご飯が美味しい」「子どもとハグ」「妻に感謝」「会社の仲間の笑顔が素敵」と気付くことです。

そうすれば、ドーパミン的幸福に頼らずとも、充分に、いつでも、いつまでも幸せを手にいれることができるのです。

僕の告白 (変化前)

仕事ばかりやっていた時代にこんな感覚がありました。

常に、自分との勝負、仲間との勝負、仕事での結果、医者として結果を出していくことがすべての時代がありました。

仕事で成果を得ても、その時は達成した喜びがありますが、喜びの束の間、「一過性」なので、すぐにも枯渇感を埋めるべく、新たなドーパミンを得ないと満たされないので、すぐに次のドーパミン目標に向かって狩りに出かけます。

確かに、頑張れば頑張るほど、成果や結果は出ます。

でも、「成果→ドーパミン→枯渇、、」の繰り返しがひたすらつづきます。中毒性を帯びているので、やめられなくなります。

一時的にドーパミン濃度が上がりますが、すぐにドーパミン濃度は薄れ、渇望感、不安感、に陥ります。

出口のない迷路にハマり、その自覚もなくなるので、 ひたすら成果、結果を求めて全精力を注ぐことにもなり、ほかのことすべてが犠牲になります。

気づけば、家族、職場の人間関係は表面的になってしまいます。

そして、不安と焦り、心身の疲労も重なり、周りが灰色にしか見えない、彩りも感じられない、モノトーンの世界に生きていきます。

もはやドーパミン中毒、、、一過性の幸福感を求め、常に焦りと不安、やばいですね。。

セロトニンは枯渇し、オキシトシンは発動せず、、 ひたすらドーパミンを求める行動パターンが生まれます。

一過性の幸福感と引き換えに、他がすべて犠牲にもなりかねない、、

車の修理

実践をしてみよう!

書籍にはものすごく沢山の方法が紹介されていますが、僕が取りいている方法を紹介します。

  • 子どもたちとハグしながら着替えを手伝います(オキシトシン)。
  • 朝食はしっかり取ります。
  • 家族全員で、会話しながら、よくかんで、妻に感謝しながら楽しく食事(セロトニン、オキシトシン)。
  • 一番大切なセロトニン的幸福は、朝15から30分散歩をするだけで分泌されるそうです!

だから、朝は歩いて職場に行くよう努めています。

  • 太陽の光、緑の匂いをかいでいるだけで癒やされます。(セロトニンが出まくります)
  • 職場についたら、瞑想、マインドフルネス、腹式呼吸をして1日を頑張ると決めます。セロトニンは分泌増えます。
  • 「笑顔」もセロトニンが出ます。仕事中は笑顔を意識します。
  • セロトニン+オキシトシンがしっかりでているので、その上で、仕事を頑張る!でドーパミンが放出されます。
  • 感謝し合い、オキシトシンが補充されます。
  • 休憩も取れるときはしっかりとり、セロトニンを補充します。
  • 今は、仕事に対する、自分の人生や価値観もすっかり変わりました。

自分が偉くなる、何でもできるようになることには次第に価値を見出さなくなり、

子ども、スタッフ、周りの成長をサポートすることが生きがいになってきたことで、ドーパミンの過剰放出が激減しました!

  • 生涯成長と変化を自分のペースで楽しみながら挑戦するマインドに変化したことも大きいと感じています。
  • 夜は睡眠をしっかりとりすべてリセットします。
幸せ

今は最高の幸せに近づいている!

このような実践を通し「今生きている感覚」「地に足がついている感覚」「ただ気分がよい」状態がしっかり回復してきました。

変わろう!と決心したことが大きいと思っています。

7つの習慣と家族に感謝です。

お陰様ですっかりHappyである習慣を身につけることができました。

本当に実感、体験しまくりです!!

この3段重を意識して生活できれば、幸せ状態は常にキープできそうです。

健康によるセロトニン的幸福、人間関係によるオキシトシン的幸福、それらを手に入れた上での、社会的成功、ビジネスでの成功、目標達成が乗っかり、「最高に幸せな状態」になれるのです。

まだまだドーパミン的幸福も求めて頑張りたいですが、ベースはセロトニン+オキシトシン幸福を大切にします!!

まとめ

人生は色々なことを経験し、失敗も沢山重ね、挑戦し、成長していくものだと思います。

ひたすら仕事に向き合った時期があり、バランスの悪い時代も経験したからこそ、変わろうと思えたのです。

何事もまずやって見る、それから望む方向へ軌道修正していく、それが自然だと確信しています。

きれいに進むわけではなく、失敗ではなく、全ての経験があってこそ、人生!と思っています。

  • ブックマーク

この記事を書いた人

こもこじ

こもこじ

小児医療、子育て支援を通して日本を元気にすること!!が使命で、地域のかかりつけ医として活動をしています。

小児科医、経営者、7つの習慣実践会(R)認定ファシリテーター、ブロガー、仕事術

ストレングスファインダー:未来志向、成長促進、戦略性、達成欲、学習欲