実に様々な家族がいます!
小児科医として20年、様々なご家族、お子さんとお付き合いしてきました。
その中で学んだことの一つは、
「家族って、実に100家族→100通り!」だということです。
小児科医として経験するなかで、100通りがすべて正解!ということは大発見でした。
子育て、家族運営をしている父親の立場として、「我が家って変?ボクも変?」なのかな、と悩む時期もありましたが、この原則が理解できるようになり、家族運営のあり方が楽しくなりました。
子育てや家族の理想象はありますか?
唯一無二、理想の家族の存在は幻想です。
いえ、理想の家族は、皆さんがすでに持っているのです!
この事実に気づくことが大切です。
問題を抱えていない家族はない!
皆さんとお話しながら感じることは、傍からは理想的なように見えていても、悩みがない家族はないということです。
そして、順調に見える、家庭運営をされているご家族の共通は、必ず「行動」が伴っているということです。
自然と順調、良くなるわけではなくて、努力、工夫を積み重ねているのです。
楽しいが、勝手にやってくるのではなく、家族で、楽しいあり方、行動、実践を、常に工夫をしています。
また、喜怒哀楽も喜んで受け入れています。
きれい事だけでなく、うまくいかないことも受け入れて、山も受け入れて、谷も受け入れて、常に前に進み、成長、変化を楽しんでいます!!
家族のあり方に「良い」、「悪い」はない!
家族のあり方、価値観、パラダイムはそれこそ多様です。
内向派、外交派、
楽観的、悲観的、
積極的、消極的、
明るい、暗い、
肉食、菜食派、魚派
小家族、大家族、
どれも全て正解です。
実に様々な素晴らしい花を咲かせています。
独自性があって素晴らしいです。
他の家族がよく見えるのは、ないものねだりだけです。
それぞれが素晴らしいものを持っていることに気づくことが大切です。
子育にのあり方にも正解はない!
一人ひとりが違うように、家族も個性があります。
自分たちがどの方向性に行きたいかをまず明確にしておき、その目標に向かって進むことが大切です。
ついつい、理想的な子育てを探し、あの家はいいな、うちはうまくいっていないなど思うものです。
「あの家のようになる」ではなく、「自分たちがどうなりたいか?」が重要
家族のビジョン、目標、大切にしている価値観をはっきりさせることが何より大切です。
そのために、具体的に何をするのがいいのか?どう考えるのがいいのか?
その過程で、「あの家族のやり方が参考になる」のなら学ばせてもらえばいいのです。
「あの家のようになるわけでない」ので間違わないように注意が必要です!!
全ての家族には独自の課題がある!問題を抱えていることが問題ではない!
誰一人として、同じ課題に向かっているわけではありません。その子、その家族のオリジナルの課題があります。
「なぜこうなんだろう」「こうだったいいのに」と思う必要はなくて、これはあなたにとってオリジナルの課題なので、そうなるように「目指せばいい」だけ、その過程が人生です。
我が家も、ボクを含めて、子どもたちにはそれぞれの課題(問題)があります。
中々できない!!!困った!!!
の連続の日々です。
でもきちんと、それぞれ独自の使命を日々、実行しているのです!
そのことを楽しみ、根気よく見守り、応援し、伴走しましょう。
心が豊かに、幸せな気持ちを大切に
できないとき、うまくいかないとき、先が全く見えない時期は、不安で、永遠に終わらない辛い時期にも思えてきます。
でも、
「相手のいないサッカーゲームは楽しくない」ですよね?
相手がいるからやりがいがあり、楽しくなります!
相手を一つずつ倒していき、克服していくことで、喜びや充実も大きくなると思っています。
常に成長のためには、問題、課題(=試合相手)が現れてきてくれます。
わざわざ、、ですが。
そして、喜怒哀楽の中の中に幸せが隠れています。
そして、泥臭く、人間らしくが素敵!
常に変化、成長を楽しめる家族でありたいです。
まとめ
正直、父親として、相当悩みながら、ボク自身が変化成長してきています。小児科医の経験があることで、それこそ多くのご家族とのお付き合いの中で、学び、成長をさせていきていただいていると感じています。
このような機会があることは、小児科医冥利につきます。だからこそ、感謝の気持ちが一杯で、ボクの小児科医+父親としての経験が、子育てや家族運営に悩まれている方の参考になれば嬉しく思います!