集団生活の中で、他の子たちと違っていると思ったら? 【素晴らしい個性や特性】を秘めていると考え、オンリーワンを目指せるということ ~発達障害という言葉が独り歩きしている時代の中で~


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発達障害バブルの時代ので、不当に傷つくのをやめましょう。違いは個性!変わっていることを強みに変えて、独自性を磨きましょう!

最近の傾向として、集団生活の中で、少しでも集団から逸脱すると、すぐ発達障害かもと指摘する(される)風潮が、強くなっているように感じます。

発達障害バブルと言われていますが、小児科医として地域の現場の中にいて、本当にそうだな、、と思います。実際に、クリニックを受診された際に、泣きながら不安、不満をこぼされる親御さんに多々遭遇します。

とても逞しく元気なお子さん、きっと個性がユニーク、将来が楽しみと感じるばかり、親御さんは、悩みながらも、しっかりとお子さんのことを考えて、子育てに向き合われていらっしゃる、素晴らしいご家族だなと思っても、「変かもしれない、、」と言われ、悩みの底に落ちてしまわれている状況を拝見し、どうみても不本意に傷つけられてしまっている状況に心が痛みます。

今は発達障害の情報がネットで簡単に得られるので、チェックリストでちょっと当てはまるというだけで、障害があると決めつけてしまったり、不安になってしまう傾向があります。

その子の個性だけなのかもしれないのに、そして、とてつもなく素晴らしい可能性を秘めているのかもしれないのに、病気にされて(して)しまうリスクを秘めています。現場や地域が、その子を簡単に、裁いてしまう風潮には注意が必要です。

発達障害の専門医ですら、その子に本当に異常があるかの診断をかなりの時間をかけて行います。お子さんの特性をしっかり理解し、慎重に判断・診断をつけます。そして、分析はYes or Noのようなものではなく、きわめて複雑、詳細に分析、アナログで記述されます。

ですから、素人が安易に診断できるはずがないので、ネットチェックや現場でちょっと指摘されたというだけで、必要以上に心配することはないと思います。

まずは、我が子の理解を深め、根気よく”しつけ”を行うことから始めましょう

そして、発達障害(かも)、、と諦めをするのではなく(多く発達障害ではないのだと思います)、その前にすることがあると思います。

それは、我が子の特性や性格、得意・不得意を徹底的に理解する努力をすることです。そして、知らないこと、出来ないことは、体験を通して学び覚えていくものであり、最初からできるものではないことを改めて認識する必要があります。

そして何より、親として教育者として「しつけ」を根気よくすることだと思います。是非、我が子を信じ、可能性を潰すのではなく、伸ばしていきましょう。

多くは発達障害ではなく、我が子の特性や本質を理解できていないだけです。まだまだ十分に、我が子に向き合えていないだけかもしれません。

大人だって、得意不得意はあって、苦手なことならば、なおのことすぐにできないものです。子どもならなおさら難しいですよね。すぐにできなくても、なかなかできなくても、いずれできるようになると信じて、一緒に成長していくという信念こそがすべてなのかもしれません。

そして、一方で、他の子にはない、強みもいっぱい持っているはずで、是非見つけてあげて、伸ばしていって上げましょう。

個性のある子どもたち
個性のある子どもたち

一緒に、根気よく学び、何度でも、繰り返し練習し、そして身につていく努力が必要に思います。努力しただけに、その伸び幅はすごいことになるはずです。そして、苦手を克服したならば、鬼に金棒ですね。もともとの個性に、頑張って身につけた力が、相乗効果され、より逞しく生きる力が身につき、多いに社会で独自性を発揮できること間違いありません。


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この記事を書いた人

小森塾塾長

小森塾塾長 小森広嗣

小児科医師(小森こどもクリニック理事長、院長)、人財育成コンサルタント、「7つの習慣実践会」認定ファシリテーター

小児医療、健康教育、人財育成を通し、日本を元気にすること!!が使命です。本質を考え、悩みに方向性を与える力を大切に診療、教育活動をしています。

志ある仲間と共に成長の階段を登りながら、愛のある医療チーム創りを目標に、小森塾を開校しました。

ストレングスファインダー:未来志向、成長促進、戦略性、達成欲、学習欲

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