本気で子育てに向き合っているのに、向き合っているからこそ、なかなか上手くいなかい、結果につながらないため、途方に暮れる、諦めそうになる、そんな気持ちになることはあると思います。
あるいは、子育てに向き合いたいと心の中では思っているけれど、どのような心持ちで向き合ったらいいのか、具体的に何をしていったらいいのか、わからない方もいるかもしれません。
そもそも、子育ての意義がよくわからない、子育てなんてやってみようとも思わない方もいらっしゃるかもしれません。
書籍「第8の習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)の中で、衝撃的な一節に出会いました。
著者のスティーブン・R・コヴィー博士は、世界的な名著、『7つの習慣』の著者でもあります。『7つの習慣』では主に個人の効果性、人間関係の効果性を発揮することで、充実した豊かな人生を歩むための習慣を身につけることができます。
第8の習慣では、1対1の人間関係を越えて、3人以上、チーム、組織の中で高い効果性を発揮のするための習慣を身につけることができます。自分のボイスを発見する、他の人が自分のボイスを発見できるよう奮起させる取り組みを行い、チームや組織を正しい方向に導くことができます。ボイスとは、内なる声であり、自分の命を何に捧げ、世の中で貢献していくことができるかを考え抜きます。人生の意義や目的を本気で見出していきたい方は必読書です!
子育て奮闘中の方、子育ての世界に入ろうか迷っている方、あるいは子育てにはネガティブな気持ちを持っている方、色々な立場の方がいると思いますが、全ての方にシェアしたいです。
この一節で劇的なパラダイム・シフトになる方もいるかもしれません!
僕にとっては、自分なりに悪戦苦闘しながら頑張っている子育てが、人生をかける意義があり、これからも挑戦したいという想いを得られ、すごく勇気付けられました。
人生でもっとも重要なリーダーシップを発揮すべきは、親としての役割においてです。そして、親であることは、最高の幸福と喜びを与えてくれるのです。
書籍「第8の習慣」スティーブン・R・コヴィー著P164-165
親としての新のリーダーシップ(ビジョン、自制、情熱、良心)を発揮しなければ、いずれ大きな失望と落胆を味わうことになるでしょう。
書籍「第8の習慣」スティーブン・R・コヴィー著P164-165
わが子にビジョンと可能性を気づかせる。良心の導きに従い、ビジョンを実現するために自制する力と自己犠牲を発揮し、壁にぶつかったときに決意と情熱を持って乗り越える手本を示す。
書籍「第8の習慣」スティーブン・R・コヴィー著P164-165
これを親として行えるかどうかが、リーダーシップの究極の試金石だと私は思います。
書籍「第8の習慣」スティーブン・R・コヴィー著P165
もしあなたが、そのような家族の文化を次の世代につないでいくことをビジョンの一部にして、それを成し遂げられれば、たとえほかには何も達成できなかったとしても、人生に大きな喜びと充足感を得られるはずです。
書籍「第8の習慣」スティーブン・R・コヴィー著P165
子育ては、根気よく、コツコツと、担雪埋井(たんせつまいせい)の精神で、山あり谷あり、喜怒哀楽、の連続です。もしかすると「怒」「哀」の時がよっぽど多いと思える局面もあるのが、子育てだと実感しています。
そして、色々重なると、、、普段なら頑張れるのだけれど、時に「つらい」「やってられない」気持ちになることはあります。
だけど、この一節からは、
親業をすることは人生をかける意義がある!!
究極的には本気の親業だけで、人生は最高の喜びと幸福にあふれる!!
と断言されています。
だからこそ、子育ては、永遠に続く、挑戦であり、たやすいいものではないとも言えます。
ある種の覚悟は必要ですね。
だだし、書籍には、子育ては、きれいに進めましょうとはどこにも書いてないのです。
むしろきれいごとに進めるというよりは、人間臭く、喜怒哀楽を感じながら、むしろ修羅場?!と思う現場から成長していく、身につけていくものが自然なありかたです。
だから、ドタドタ、バタバタ、時に諦めそうになる、自分は駄目だ、、またも失敗だった、、できなかった、、と思いながらも、何度も向き合っていく、挑戦していく姿勢が正しいあり方だと思います。
そして、気持ちが「落ち込む」のは一過性なので、「落ち込む」気持ちも受け入れ、そして、大切にしましょう。
「つらい」気持ちになることも、「人間らしさ」の証であり、自然なことです。今は「つらい」としてしか思えない、その気持を素直に受け入れる勇気をもちましょう。
心の声は、やっぱりそれでも子育ては、「かけがえのないこと」「意義があること」と分かっているので大丈夫!
何度でも、くじけそうでも、挑戦するマインドでいきましょう!!
親業が専業の方に
今は親業に専念されている方にとっては、親としての取り組みが、最高にして最良の試金石であり、何事にも変えられないかけがえのない取り組みなのですね。
親業のみの人生として、コヴィー博士は、究極的には本気の親業だけで、人生は最高の喜びと幸福にあふれるものであると伝えてくれています。
そして、親としての役割が卒業したときには、親業で培ったリーダーシップ力で、次のステージ、現場で役にたつことは想像に難くないです。
その時に本気に向き合うことができていれば、すべての世界に通ずるということであり、勇気づけられます。
経営者の方に
家族という最小単位で成功できるかどうかが、それより大きな母体である会社経営が上手くいくかどうかにかかっているとも言えます。
家族経営が上手くいかずして、会社経営が上手くいくはずがないということであり、その逆もしかり。
まずは家族経営でリーダーシップが発揮できるよう積み重ねを行い、そして会社経営に活かしていくこと必死です!!
まとめ
小児科医として、経営者として、父として、『7つの習慣』ファシリテーターとして、『7つの習慣』を実践してきて、家族との向き合い方が劇的に変わってきました。
それでも、まだまだ迷いや不安、悩みのネタは尽きません。そんな中に、「第8の習慣」で、この一節に出会い、心新たになりました。
迷いや悩みのネタが尽きないのは当然なことだとわかりましたので!!
そして、何より、子育てに主体的に関わる、関われることは、人生を本当に豊かで充実して生きる唯一にしての王道なのだと確信できました。
山あり谷あり、上手くいくとき行かないときという現場を、前向きに捉え、一歩ずつ進む決意です。
こちらの記事もおすすめです。