名著【7つの習慣】は地道な実践が全て かっこよく、きれいに生きることは求めていない 実践を続けた人ほど幸せになっていく道 皆で実践しよう

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『7つの習慣』を日々実践してきていることで、心身ともに、充実感や幸せな気持ちは確実に良くなっています。一方で、日々怒涛の生活の中にあって、心穏やかにすごすことが難しい局面は沢山あります。『7つの習慣』を実践しているのに、なかなか思い通りにならないなあ、成果がでないなと思う時もあります。

しかし、忘れてならないのは、『7つの習慣』を学び実践することは、常に、きれいで、かっこよく、理想的な状態でありつづけるようになることが目的ではありません。あるいは物事が万事うまくいき、失敗が無関係になることでもないと思います。

家族や仕事の中で、喜怒哀楽を大切に、時に感情的にぶつかり合うことは自然なことです。人間らしくもあると思います。そして、ごたごたの中で『7つの習慣』をコツコツと実践し、人間関係、信頼が、自分の想像をはるか超えて、より良く、高まっていくものであることも実感してきています。

前回の記事でも書きましたが、「最良の家族も、9割は進路からずれながら目的地に到着する」とコヴィー博士がおっしゃています。9割の時間は、試行錯誤、葛藤、コツコツを努力を積み重ねる時間、うまくいかない、もどかしさを感じる時間でもあると思います。そして、残りの1割の時間で、うまくいく、成果が実る感覚、それで十分すごいのです。

そして、大切なことは、自分の人生や日々の目的地を明確にしておくことです。自分の人生の行き先が定まっていれば、他の人からネガティブでもポジティブでも影響を受けることは少なくなり、他人との比較ではなく、自分の価値観を軸に、自分の内側から、自分のあり方や幸せを見出すことができるので、ブレることが少なくなります。さらには自分と違う相手のことも理解し尊重できる感覚になります。

常にかっこよくある必要はない!のですね。そして、他の人がよく見えるのは、隣の芝は青く見える、それだけです。そう思うと、ホットしますし、自分なりの使命にそった、今の自分のあり方は、十分OKです。

また「農場の法則」が働きますので、成長・変化には時間を要することは覚悟が必要です。

目的地を明確にすることは、ミッションやビジョンを常に明確にしておくということです。私はフランクリン・プランナーにミッションステートメントを携帯し、1日の始めに、毎日ミッションを確認する習慣を日課としています。

実際には、1日がはじまり、バタバタしている瞬間の中では「ミッションやビジョン」の存在も忘れてしまうものですが、コンディションが良い状態でミッションステートメントを確認し、1日をスタートすることで、無意識にも、忙しい中でも、ミッションは働いてくれていると感じています。

同じ1日を送るなら、目的地が明確な状態にしておき、日々の課題に取り組むことが、充実感を感じ、幸せな気持ちを保ちやすいので、日々の課題が、ミッション・ステートメントメントやビジョンとつながっていることを明確にておくことは、おても重要な意義があります。

そして、人間の頭は忘れてしまうものなので、必ず紙に書きだしたミッション・ステートメントを見て確認する作業が大切だと感じています。ミッション・ステートメントは自分が冷静な時に、心の棚卸しをして作成したものです。自分の本当の心の内であります。でも、日常生活の中では、忘れてしまうものです。だからこそ、調子が落ちたときにこそ、本当の自分の想いであるミッション・・ステートメントをすぐに見られるように紙に書いて手帳に貼っておくことが大切だと思っています。

忘れがちですが、とても大切なコヴィー博士からのお言葉、

書籍完訳『7つの習慣』P118, L8-10
「自分の人生の最後を思い描き、それを念頭に置いて今日という1日を始めることである」

充実した人生を生きる決心をし、それを日々実行していくために、是非毎日実践していきた習慣です。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

小森塾塾長

小森塾塾長 小森広嗣

小児科医師(小森こどもクリニック理事長、院長)、人財育成コンサルタント、「7つの習慣実践会」認定ファシリテーター

小児医療、健康教育、人財育成を通し、日本を元気にすること!!が使命です。本質を考え、悩みに方向性を与える力を大切に診療、教育活動をしています。

志ある仲間と共に成長の階段を登りながら、愛のある医療チーム創りを目標に、小森塾を開校しました。

ストレングスファインダー:未来志向、成長促進、戦略性、達成欲、学習欲

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