経営者は幸せなのか?大変なのか?会社員から経営者になり感じていること Vol.1

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やりたいこと、やりたいことをやって生きていく一つの形として独立起業を果たしました。

いざ独立するときは、ハラハラ・ドキドキ、相当な勇気が必要でした。

独立することで失ったものも多いのですが、それ以上に(予想以上に)得るものも多く、今や経営の奥の深さにハマり、新たな世界を楽しむことができています

経営者になる前の経営のイメージと、、実感は随分違います。しかし、結果として、経営者として学ぶことの楽しさ、充実度は高く、よい意味で、どハマりしています。

とはいえ、苦労も、責任も多いのですが、、それでも、それ以上の何倍もの喜びがあります。

会社員時代(勤務医)時代に思い描いていた経営のイメージと、実際に独立して、現場で感じる経営とでは、随分と違うものだと、実感しています。

一人の経営者の体験談として、振り返りも兼ねて、会社員から経営者になったことでの変化や気付きを記事にしました。

たまたま僕は医業の経営ですが、業種に関わらず、経営の基礎は同じだと確信しています。

業種によって「何を提供するか」の違いはありますが、経営に対する姿勢、マインドは、経営するということに共通していると思います。

マインドが激変!「喜び」の価値感が変わった

🔹会社員時代のマインドは?

自分を高めることありきのマインドでした。

会社員(勤務医)時代は、自分のスキルを上げる、技術を磨く、ことが楽しいし、やりがい、生きがいでした。

自分の技術を磨くことが、結果的に、成果も上がるし、患者さんが治っていくことに喜びを感じるという順番です。

医者の本質として、人命のために尽くすマインドはありますが、自分の技術が伸びていくこと、難しいことが達成できたことにこそ、喜びの価値の基準でした。

このような得意技術(提供できる価値)を高める時期もとても大切だったと今は感じています。

振り返れば、経営の前準備の段階だったともいえます。

🔹経営者になってからのマインドは?

一言で、経営は「世のため人のために尽くすこと」をひたすら考えるマインドです。

周りの喜びが自分の喜びになります。

自分のためでもあるのです。いえ、自分のために直結するのです。

診療所(会社)を作って、頼ってきてくれる患者さん(顧客)が増えてくると、守っていきたいという責任感が生まれます。そして、継続的に満足してもらえることが誇りであり、喜びであり、自分が生かされていると感じるようになります。

そして、診療所(会社)に愛着がわき(我が子のよう?!)もう、可愛くて仕方がない!気持ちも芽生えます。

その大切で愛着のある会社(スッタッフ)、そして患者さん(顧客)を守るためには、全体のコラボレーションが良い感じであることが大事(必須)です。

コラボレーションがうまくいくというのは、皆がいい感じ(=Happy)でいてくれるということです。

だから、関わる人、皆がHappyになれるような環境づくり、そうなってくれるよう支援する環境を考えることが大切です。

「なんだか、皆が楽しそう」が、うまくいくことでもあり、結果として、経営者にとっての喜び(ご褒美)に直結します。

もちろん、皆をHappyにするなんて、、なかなか苦戦しどころであり、でも、努力を続けていきたい、経営の本質だと確信しています。

金銭的、物的な欲はなくなっていくもの

経営者にもなり、経営数値が上がれば、、自分の心は踊る気持ちになるのかと思っていたのですが、不思議なくらいに淡々としています。喜びの本質にはならないのです。

そもそも、経営は続けてなんぼ、1回限りではないということも大きいと思います。毎日、毎月、毎年、きちんと診療所(会社)を続けていくことを考えると、一喜一憂もしてられません

ちなみに、資金(お金)は、会社(+従業員)が継続するための土台であるに過ぎず、自分のモノという考えは、消えてなくなります。

経営は、「遠泳」のようだと教わったことがあるのですが、すごく実感し、的を得ています

物的な欲、争い、権力的なものへの価値は、消失してきます。驚くほどです。

物欲など、がなくなることで、とても健康的な精神状態でいられることが、予想以上の副産物です。

勤務医時代に感じていた、競争、成績、自分が・・・というマインドから開放されましたから、、

皆を喜ばせることで、自分が最高の喜びを感じられるのが経営なので、皆=自分と境界がなくなります。皆で作るものなので、自分のモノ、独占、という考えは不要になるというものです。

逆に、関わる人が幸せでないと、心がとても痛みます。。。

『7つの習慣』:人間には4つのニーズが満たされる=Happyの世界が経営にはある!

「生きること、愛すること、学ぶこと、貢献すること」が満たせることが人間らしく生きられる最高のあり方というのです。

このことが実践できる場があれば、人として最大の満足が得られる生き方なのです。

経営に関わることは、人や世の中のために貢献でき、そのために、自分が学び、成長していく仕組みが提供してもらえるので、頑張るほど幸せになる素晴らしい仕組みになっています。

4つのニーズが満たされる世界が経営にはあるということです。

まとめ

経営者になり、こんなマインドに変化、成長するなんて思ってもいませんでしたが、今は、ごく自然なマインドになっています。

経営者こそHappyをいただける!のです。

「関わる人が、楽しく、幸せであることが会社が上手くいく」とりくみが、結果的に経営者の幸せに直結する仕組みになっていすのです。

半ば強制的にも?!そのようなマインドになれる世界です!!

逆に、経営者は、自分のHappyを得るために、周りをHappyにしている生き物でもあると実感しています。

時に歯を食いしばってでも、乗り切る局面は多々ありますが、、、自分が成長できるチャンスでもあるので、やめられません!

担雪埋井(たんせつまいせい)を唱える時期もありますから、、

だからこそやりがいがあります!!

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この記事を書いた人

こもこじ

こもこじ

小児医療、子育て支援を通して日本を元気にすること!!が使命で、地域のかかりつけ医として活動をしています。

小児科医、経営者、7つの習慣実践会(R)認定ファシリテーター、ブロガー、仕事術

ストレングスファインダー:未来志向、成長促進、戦略性、達成欲、学習欲