「価値観」は「行動を支配」し、「原則」が「結果を支配」する
「価値観」・・・自分の中にあるもの、パラダイム(モノの見方、考え方)、変わりうるものです。そして行動を支配します。自分にとって大切と思うもの、感情を動かすものとも言えます。価値観=パラダイムが、その人のあり方(行動、態度)を決めていきます。
「原則」・・・自分の外にあり、不変にして、普遍の絶対の原則で、結果を支配します。どの原則に従ったかで結果が定まります。国や時代が変わっても普遍的に適応されるものです。
例えば、「幸せでありたい」と思っていても、、
幸せな結果が得られないAさんと、幸せな結果が得られるBさんを見てみましょう。
Aさんの「価値観」には、幸せは相手が運んでくるもの、幸せでないのは、相手のせいである、相手が理解してくれない、からという考えが根底にあるとします。
そのような価値観において導かれる行動や態度は、被害的な感情・言動となります。自分が悪いとは思っておらず、相手が変わるべき、相手が自分のことを理解すべきという防衛的、批判的な態度や行動になります。結果的に幸せは感じられない状態に至ります。
この価値観を支配する原則は、「アウトサイドイン」という原則です。
書籍『7つの習慣』のP44,L11に、
「アウトサイド・インのパラダイムに従った人は、おしなべて幸福とは言い難い結果となっている」
と述べられています。
アウトサイド・インのパラダイムに従えば、原則の導きにより確実に不幸になります(なれます)!ということなのです。
一方で、Bさんは、幸せは自分から主体的関わるもの、相手のことを理解し、尊重し、また行動していくことで、幸せを感じることができる、という価値観をもっていたとします。
そのような価値観から導かれる態度や行動は、幸せは自分から得ていくものなので、自ら相手を理解しようと努め、小さな行動を積み重ねていきます。相手に与えていくマインドで満たされています。
この状況を支配する「原則」は、「インサイド・アウト」です。『7つの習慣』の重要な原則のひとつです。
インサイド・アウトに従えば、幸せな結果になれる!ということでもあります。
「アウトサイド・イン」→不幸せを導く
「インサイド・アウト」→幸せを導く
「原則」恐るべし、、と思わざるを得ないです。
実生活の中自分自身がとっている行動の背景にどんな「価値観」が支配しているのかを見出してみる練習は有効です。
そして、その「価値観」は「望む結果」を支配する「原則」に従っているのか、いないのかを探ってみましょう。
さらには、望む結果が得られていないのなら、望む結果が得られる「原則」を主体的に選択し、その「原則」に沿った「価値観」にパラダイムを変えていく努力が必要です。
子育ての原則は、パラダイムや原則を教えていくことにあります。
ついつい「ああしなさい、こうしなさい」と行動を支配してしまうのですが、行動は支配できないものと認識するほうがよいと言えます。正しい原則やパラダイムを教えていくことに徹することが大切です。そして、正しい原則やパラダイムが身につけば、必然的に、望む結果や行動をしていくのです!行動を支配しようとする必要がないのですね。そして、より効果性の高い人物への成長していくはずです。
農場の法則が支配しますので、なかなか一長一短にはいかないものと思いますが、コツコツ実践していきたいと思います。
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